世界最高強度の磁器材料の開発に成功しました
2016年12月22日
佐賀県窯業技術センターでは、有田焼創業400年事業の一環として、有田焼の新たな市場を獲得するため、より精度の高い製品やより破損しにくい製品の製造を可能にする、高強度磁器材料の開発に取り組んできました。
このたび、曲げ強度(※)350MPaという、これまでの強度をはるかに上回る高強度磁器材料の開発に成功しました。これは、現在市販されている一般の磁器材料の3~5倍、強化磁器材料の約1.5倍の強度をもつ、まさに世界最強強度の磁器材料です。しかも、この材料には、一般の磁器材料と同じ1300℃の焼成温度で製造できるという利点もあります。