佐賀県窯業技術センターと本田技術研究所との協働により「ホンダNSX」の有田焼製精密白磁模型を制作しました
2016年11月14日
佐賀県窯業技術センターでは、有田焼創業400年事業の一環として、陶磁器デジタルデザイン技術（※1）の更なる高度化と普及に取り組んでいます。
そのような中、当センターのデジタルデザイン技術に関心を持たれた本田技術研究所の所員の方の来訪を受け、それを機に同社との協働について協議を行った結果、同社が今年8月に日本国内でも販売を開始した最新スポーツカー「ホンダNSX」の模型を有田焼で共同制作することに合意し、このたび、「ホンダNSX」の有田焼製精密白磁模型が完成しました。
模型の制作に当たっては、本田技術研究所から特別に提供された実車データを基に、最新の陶磁器デジタルデザイン技術を駆使して、12分割した石膏型をNC切削で加工し、圧力鋳込み法で成形しています。一部の小物部品は、陶磁器3Dダイレクトプリントアウト技術（※2）により成形しており、スケールは自動車模型で一般的な1/18です。
そのお披露目として、11月16日、17日の両日に有田町内で開催される「有田国際陶磁器シンポジウム」の会期中、当センターのロビーにて展示します。
当日は、本田技術研究所の協力により、NSX1/4サイズ粘土模型と1/1サイズ木型模型（部分）展示も行います。
この機会に、「ホンダNSX」の有田焼製精密白磁模型の精巧さと美しさをご覧ください。
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